
難解な本を読む技術 (光文社新書)
高田 明典
光文社 / 2009-05
この本について
難しい本を開いた瞬間、「何が書いてあるのか全然つかめない…」という感覚、僕もよくあります。読む前から気合いが必要で、しかも途中で何度もつまずく。そのたびに「自分には向いてないのかな」と落ち込みがちですが、実は読み方の手順を少し変えるだけで、だいぶ景色が変わるんですよね。 『難解な本を読む技術』が助けてくれたのは、まさにその“景色の作り方”です。いきなり内容を理解しようとするのではなく、まずは章題や見出しを眺めて、疑問や気になる語を雑に書き留めておく。この「雑さ」を許すだけで、読む前のハードルが一気に下がりました。さらに、わからない単語に「?」をつけたり、概念同士を矢印でつないだりしていくと、読み終える頃には、自分の中に小さな“地図”ができている。わからなさの輪郭が見えるだけで、読書がだいぶ軽くなります。 もう一つ大きかったのは、「興味のあるところから読んでいい」という姿勢です。薦められた本より、自分が渇望して選んだ本のほうが頭に入る。最初の章が難しすぎたら飛ばしていい。この現実的な許しが、停滞しがちな読書の背中をそっと押してくれました。 難しい本と少しでも仲良くなりたい、でも根性論では続かない。そんな人にしっくりくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
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