
超訳 努力論
幸田露伴 and 三輪裕範
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2013-11-29
この本について
最近、がんばっているつもりなのに前に進んでいる感じがしないとか、「努力って何なんだろう」と急にわからなくなることがありませんか。やる気がないわけじゃないのに、気持ちと体がバラバラになるあの感じ。僕も定期的にそこに迷い込みます。 『超訳 努力論』を読んでいて刺さったのは、努力を「根性論」ではなく、もっと自然で人間らしい営みとして語ってくれるところでした。たとえば、努力と“気の張り”を区別してくれる視点。無理して燃やす火と、自然に保たれる火は違うんだよ、と言われると、今の自分がどちらの状態にいるか、少し冷静に見られます。また、「同じ自分のままでは同じ結果しか出ない」という言葉もじわっと効きます。焦りを煽るんじゃなく、変化の必要性を静かに突きつけてくる感じです。そして、時間との付き合い方や四季に合わせる生き方の話など、行動のリズムを整えるヒントが思いがけず多いのもこの本の面白いところでした。 結局、努力は成果のためだけにあるものじゃなく、自分の生活を整えたり、気質を育てるための「日々の姿勢」なんだと腑に落ちる本です。無理に燃え上がれない時期ほど、この静かな語りがちょうどいいと思います。 自分のペースで前に進みたい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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