教師の仕事道具

教師の仕事道具

足立憲亮

累計読者数3
平均ハイライト数 1.3件/人
star総合評価 26/100
boltライト読書型

この本について

授業の準備だけで一日が終わって、肝心の子どもと向き合う余裕がなくなる時期ってありますよね。黒板の線一本引くだけでも時間を取られて、帰宅後は家事と仕事の境目が曖昧なまま気づけば夜…。僕自身、こういうバタつきが積み重なると気持ちまで削られていく感じがありました。 この本が面白いのは、そんな「日々の細かいストレス」を、道具と習慣で地味に減らしていく視点が一貫しているところです。たとえば黒板にまっすぐ線を引く作業は、黒板用のテープを貼るだけで一気に固定化できる。数秒の話なんですが、授業前の心の余裕がまったく違うんですよね。また、メンタル面のケアもきれいごとではなく、睡眠、湯船、相談相手、期待しすぎない姿勢…と、現場で「本当に続けられること」だけに絞って書かれているのがありがたいです。読みながら、自分の生活のどこをメンテナンスすべきかが自然と見えてきました。 派手な成功談ではなく、明日からの疲れを少し減らす工夫を知りたい人に刺さる本だと思います。僕もそうですが、忙しさが当たり前になりすぎている先生ほど、一度立ち止まって読む価値があります。

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