
Hooked: How to Build Habit-Forming Products (English Edition)
Nir Eyal and Ryan Hoover
Penguin UK / 2014-11-04
この本について
仕事でも私生活でも、気づけばスマホやSNSに意識を持っていかれてしまうことってありますよね。自分の集中力が弱いのかと落ち込むこともあるけれど、実際は「つい触ってしまう仕組み」のほうが強力なんだろうな、と感じる場面が増えました。そこで読んだのが『Hooked』で、クセになるプロダクトがどう作られているのかを、かなり現実的な視点で説明してくれる本でした。 特に刺さったのは、行動の多くは「状況による合図」で引き出されていて、ユーザー自身が意識していないという話。朝起きて数分以内にスマホを見てしまうのは意思の弱さではなく、体に染みついたパターンなんですよね。そして、新しい行動を作るときはモチベーションより「できるかどうか」を先に整えるべき、という指摘も腑に落ちました。考え方より前に、摩擦の少ない導線が必要だと。 また、報酬に対して脳が反応するのは「得た瞬間」ではなく「期待している時間」だという話も、普段のアプリ利用と結びついて実感があります。SNSの更新を無意識に開いてしまうのは、中身そのものより“期待感”に引っ張られているからなんですよね。 プロダクトづくりに関わる人だけでなく、「なんで自分はこれをやめられないんだろう」と一度でも思ったことのある人に向いている一冊だと思います。読んでいて少し気持ちが軽くなる、本質を教えてくれる本でした。
読書インサイト
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