
努力不要論
中野信子
フォレスト出版 / 2014-07-20
この本について
仕事でも勉強でも、なんとなく「もっと頑張らなきゃ」で自分を追い込んでしまうこと、けっこうありませんか。私も同じで、疲れているのに走り続けて、気づけば何に向かっていたのかすら曖昧になっていたりします。そんなときにこの本を読むと、いま自分が感じている「頑張っているのに空回りする理由」が、感情ではなく脳の仕組みのレベルで説明されていくので、不思議と落ち着いて読み進められました。 特に刺さるのは、努力そのものに酔ってしまう状態が脳にとっては自然だという指摘や、がむしゃらに頑張ることと、目的・戦略・実行をセットで考えることがまったく別物だという点です。壁にぶつかったときも、「才能がない」と思う前に、それが軌道修正の材料になるという視点をもらえるので、無駄に自分を責めずに済みます。あと、「自分は今どういう状態か」を一度立ち止まって見るクセをつける話も、日常にそのまま持ち込める現実的なアドバイスでした。 全体として派手なメッセージはなく、むしろ「努力に振り回されている自分をいったん客観視したい」ときにちょうどいい温度感の本です。がむしゃらな頑張り方しか知らないまま大人になってしまった人には、特に響くと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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