
がんばることに疲れてしまったとき読む本
下園 壮太
PHP研究所 / 2014-12-15
この本について
最近、「気力がわかないのに、気持ちだけが前に走ろうとして空回りする」という声をよく聞きます。自分でも、同じ状態にハマっていた時期がありました。やるべきことは分かっているのに体がついてこない。周囲の何気ない言葉が「もっと動け」という圧に聞こえてしまう。あの感覚、説明しづらいけれど確かにしんどいんですよね。 下園壮太さんの『がんばることに疲れてしまったとき読む本』は、まさにその「しんどさの正体」を言語化してくれます。例えば、エネルギーが落ちた第二段階・第三段階で起きる変化を知ると、「怠けているんじゃなくて、脳が本気で守ろうとしているだけだったのか」と視点が変わります。また、周囲のアドバイスがなぜ負担に聞こえるのかも丁寧に説明されていて、あの“受け取れなさ”に理由があったことにほっとします。そして、全勝主義をいったん脇に置いて、七割の良かった点を見る練習や、環境や能力に応じて力を集中させる考え方は、実際の生活の中で少しずつ効いてくる実践的な部分でした。 「がんばりたいのに、がんばれない。この矛盾の中でもがいている人」に特に刺さる一冊です。読みながら、自分を追い詰めていた思考のクセがゆるみ、少し呼吸が戻ってきた感覚がありました。今の自分の調子がうまく掴めない人ほど、一度立ち止まるきっかけになると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの42%が集中しています。
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