
おしゃべりな腸
ジュリア エンダース、岡本 朋子、長谷川 圭
サンマーク出版 / 2015-05-30
この本について
なんとなく気分が落ちる日が続くけれど、特に心あたりがない。寝不足でもないし、仕事でトラブルがあったわけでもないのに、理由のない不調だけがじわっと居座る。自分でも説明できないこのモヤモヤに、どう向き合えばいいのかよくわからないまま過ぎてしまうこと、けっこうあると思います。僕もずっと「性格の問題なのかも」と片づけていました。 この本を読んで驚いたのは、気分の波のいくつかは、どうやら腸のほうが先にシグナルを送ってきているらしい、という視点でした。自分では悪いものを食べた覚えがなくても、腸の神経が乱れていると脳に不快さを伝えてしまう。その仕組みが具体的に書かれていて、ようやく「理由のない不調」の正体が少し見えた気がしました。さらに、免疫の大部分を腸が担っていることや、排便の仕組みがどれほど精密にできているかを知ると、ちょっとした習慣の違いが気分にも体調にも響く理由が腑に落ちます。 個人的には、「正しい座り方ひとつで毎日のしんどさが軽くなる可能性がある」という現実的な話がありがたかったです。劇的な変化を約束するわけではないけれど、日常で気づかないまま溜めていた負荷を減らすきっかけにはなるはずです。 気分の不調をメンタルだけで説明されるのに違和感がある人、自分の体ともっと仲直りしたい人には静かに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの75%が集中しています。
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