
ユダヤ式エッセンシャル学習法
石角完爾
日本能率協会マネジメントセンター / 2016-09-10
この本について
勉強しているのに手応えがないとか、仕事で判断に迷うたびに「自分って結局何を見て動いてるんだろう」と立ち止まってしまうこと、けっこうありますよね。知識は増えているはずなのに、根っこの問いにぶつかると急に足が止まるあの感じ、僕もずっと抱えていました。 この本が効くのは、「知識を足す」より前に「なぜ?」を立ち上げる力を扱っているところです。ユダヤ人の学びは問いから始まり問いのまま終わる、という話があるのですが、著者はそれを宗教的背景や生活習慣まで含めて、かなり具体的に描きます。単なる考え方の紹介ではなく、彼らがどうやって日常の中で問い続ける体質をつくっているのかが見えるので、自分の思考の癖を見直すきっかけになるんですよね。また、ビジネスであれ投資であれ、「人間とは何か」を押さえないと判断を誤るという指摘も、職場での迷いに直結する感覚がありました。 読んでいて思ったのは、知識偏重のまま走り続けると、いつか必ず壁にぶつかるということです。問いがないと判断がブレ、組織も個人も迷走する。逆に、問いさえ持っていれば、情報の扱い方も歴史の見方も変わってくる。僕自身も、インプットを増やす前に「今の自分は何を知りたがっているのか」を立ち止まって考えるようになりました。 自分の思考をもう一段深いところから積み直したい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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