
何をしてもうまくいく人のシンプルな習慣 (ディスカヴァー携書)
ジム・ドノヴァン
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2016-12-23
この本について
最近、「やるべきことは分かってるのに動けない」「気づいたら他人や環境のせいにしてしまう」といったモヤモヤを抱えている人と話すことが多いです。自分にも身に覚えがあって、何かを変えたいのに、頭の中だけが忙しくなって一歩目が出ない時期がありました。 この本は、そんな停滞を一気に解決するような派手さはありません。ただ、あのときの自分みたいに「小さい一歩でいいから前に進みたい」と思っている人には、思いのほか効きます。たとえば、いまの自分を長所も短所も含めてそのまま受け入れるという視点は、変わろうと力むよりも先に土台をつくってくれます。そして、一週間と毎日の目標を分けて設定するという方法は、行動を“気合”ではなく“構造”で支える感じがして、実際に手が動きやすいです。 もう一つ大きかったのは、「なぜそれを達成したいのか」をはっきりさせるという部分。目的が言語化されていると、行動の腰が軽くなります。著者は「いますぐ動く」という姿勢を繰り返し語りますが、それは精神論ではなく、動けない自分をごまかさないためのシンプルな作法として書かれています。 自分のペースでいいから前に進みたい、それでも何から始めればいいか迷っている。そんな人に静かに刺さる一冊だと思います。
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