
「めんどくさい」がなくなる脳
加藤 俊徳
SBクリエイティブ / 2017-03-07
この本について
「やらなきゃいけないのは分かってるのに、体が動かない」ときってありますよね。自分の中で“こうしたい”と“現実”がぶつかった瞬間に、いつも同じように「めんどくさい」が顔を出す。僕もよくそこで足が止まります。 この本を読んでなるほどと思ったのは、「めんどくさい」は性格じゃなくて、脳のクセなんだという視点でした。最初にしんどかった記憶が残っていると、次からは自動でブレーキがかかる。たとえば毎朝のお弁当づくりが続かないのも、この“脳の予測”のせいかもしれません。ただ、著者はそこで「プロは、させられるのではなく、する」と言うんですが、これは気合い論ではなく、目の前のやるべきことを具体的に見える形にしていく脳の使い方の話。掃除がめんどうに感じるのも、やり方が見えていないだけ、という説明がすごく腑に落ちました。 さらに、「自分を二番目に置く」という発想もおもしろくて。自分の欲を優先した瞬間に現実と衝突して、めんどくさいが生まれる。だったら、一度だけでも自分の“こうしたい”を横に置いてみる。すると、意外とすっと動けたりします。僕も仕事で「はぁ…」と立ち止まりそうなとき、いったんこれを試してみると、手が前に出やすくなりました。 めんどくささに振り回される日が続いている人、特に「最初の一歩が重くて困っている」というタイプには、かなり実感を伴って読める一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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