
1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き――「選ばれた才能」を120%活かす方法
加藤 俊徳
この本について
左利きであることを、どこか「説明しづらい生きづらさ」として抱えている人って多い気がします。話すときに言葉がまとまらないとか、アイデアは浮かぶのに形にしづらいとか、直感で動く自分をうまく扱いきれない感じとか。僕自身、似たモヤモヤを長く放置していました。 この本が面白いのは、「直感が強い」「情報をイメージで処理しやすい」といった左利きの特徴を、特別視するのではなく、脳の使い方として丁寧に説明してくれるところです。直感は突然湧く魔法ではなく、脳に溜めたデータが高速で回って生まれるアウトプットだから、まずは情報量を増やすほうが大事だという視点も腑に落ちました。さらに、浮かんだことを右脳から左脳へ「言葉にして移す」習慣をつけると、直感が再現できるようになるという話も、実生活で使いやすいです。 もうひとつ刺さったのが、話すのが苦手だと感じる左利きは、言葉を組み立てる前に「観察」と「推測」のワンクッションを置くといい、という提案。たしかに、急に答えようとすると混乱するけれど、相手の状況や意図を一度眺めるだけで言葉が拾いやすくなる実感があります。 左利きかどうかに限らず、「自分の直感やアイデアをどう扱えばいいのか悩んでいる人」に届く内容でした。特別な才能として持ち上げるのではなく、日常レベルで使える視点の切り替えが多い一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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