
「感謝」で思考は現実になる
パム・グラウト and 桜田 直美
サンマーク出版 / 2017-03-10
この本について
最近、「頭の中の意地悪な声」に振り回されている人、多い気がします。自分でも気づかないうちに、足りないところばかり見えてきて、気分が落ちる。僕もよくそのループに入り込んでしまいます。ただ、この本を読んでいて思ったのは、声そのものを消す必要はなくて、むしろ別の役割を与えてやればいいんだという視点でした。 たとえば、批判のクセをやめるという話も、他人に優しくしようという綺麗ごとではなくて、「望むものがどこにあるか」に意識を向け直す技術として書かれています。あるいは、物事のいい面を五つ考えてみる、朝いちばんに感謝したものを写真に撮るなど、具体的に「雑音が減る瞬間」を体感できるところが実践的でした。意地悪な声に新しい仕事を渡す、という発想も面白くて、僕自身はこれがいちばん腹に落ちました。 スピリチュアル寄りの言葉もありますが、読んでみると決して魔法の話ではなくて、注意の向けどころを変えると現実の見え方が変わる、というとても地に足のついた内容です。物事を悪い方に想像してしまうクセを弱めたい人には合うと思います。 「最近ネガティブに引っ張られがちで、もう少し気楽に生きたい」という人にとっては、静かに効いてくる本です。
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