
スノーデン 日本への警告 (集英社新書)
エドワード・スノーデン、青木理、井桁大介、金昌浩、ベン・ワイズナー、マリコ・ヒロセ、宮下紘
集英社 / 2017-04-19
この本について
最近、ネットで何か調べただけで「自分の行動ってどこまで見られてるんだろう」とふと不安になることが増えました。便利さの裏で、何をどこまで差し出しているのか自分でも把握できていない感覚があって、でも大ごととして考えるほどの時間もないまま流されてしまう。そんなモヤモヤを抱えたまま日々を過ごしていました。 この本は、いわゆる“陰謀論的な何か”ではなく、私たちが普段触れているインターネットの仕組みや、国と市民の情報バランスがどう崩れていくのかを、生活レベルの感覚にまで下ろして考えさせてくれます。訪れた場所や読んだ本の題名といった、ごく個人的なデータがどう扱われるのか。それが「悪いことをしていないからいい」で片付かない理由が、腹落ちする形で語られています。また、日本のメディアや行政の構造的な弱さについても触れられていて、普段ぼんやり感じていた「なんで大事なことほど見えづらいんだろう」の正体が言語化される感じがありました。 個人的には、プライバシーを“自分でいるための権利”と捉え直す視点が、とても静かに効いてきました。守りたいのは秘密ではなく、自分の判断や思考そのものなんだと気づくと、情報との距離の取り方が少し変わります。 社会の大きな話に見えて、実は日常の不安や息苦しさにつながっていると感じる人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
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