
本当にかしこい脳の育て方 5歳までにやっておきたい
茂木健一郎
日本実業出版社 / 2017-08-10
この本について
子どもの「好き」をどこまで応援していいのか。放っておくのも不安だし、先回りしすぎても違う気がする。そんな揺れを抱えたまま日々接していると、こちらの迷いがそのまま子どもに伝わってしまう気がして、なんとも落ち着かないんですよね。 この本が面白いのは、「早く賢くさせる方法」みたいな話ではなく、子どもが自分で学びたいことを見つけていく道筋を、脳の仕組みから説明してくれるところでした。特に、はじめてのことに触れたときにドーパミンの回路が強化されるという話は、日常のちょっとした体験の意味づけを変えてくれます。なにか特別な教育をしなくても、親が少し勇気を出して“予測できないこと”を一緒に味わうだけでいい、という感じが肩の力を抜いてくれました。興味を持ったことを徹底的に追わせてあげる、というのも、やみくもに自由にさせるのではなく、熱中の芽を見逃さない姿勢に近いように思います。 経済格差よりも、親の関わり方が子どもの脳に影響するという指摘も、重いけれどどこか救われる部分がありました。完璧じゃなくても、日々の選び方次第でできることがあるんだな、と。 子どもの“熱中のスイッチ”をどう扱えばいいのか迷っている人には、かなりしっくりくると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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