
ゾーンの入り方 (集英社新書)
室伏広治
集英社 / 2017-10-22
この本について
仕事でも勉強でも、「集中したいのに入れない」「気づいたら惰性で続けているだけになっている」という感覚ってけっこうありませんか。私もそうで、集中力の問題というより、自分が何に向かっているのか曖昧なまま動いてしまうことが多いんですよね。 室伏広治さんの『ゾーンの入り方』は、いわゆる“魔法の集中術”ではなく、そもそも集中とはどう生まれるのかを現実的に教えてくれる本でした。夢中になれる要素を自分で見つけること、目的と練習のつながりを常に問い直すこと、そして毎日を「大きな船を造る作業」として積み上げていく視点。読んでみると、集中力って根性ではなく設計なんだと腑に落ちます。私自身も、誰かに与えられたノルマではなく、自分で意味を設定したタスクのほうが自然と没頭できる感覚を思い出しました。 特に響いたのは、単純な反復よりも「工夫して成長するプロセス」そのものを楽しむ姿勢です。昨日の自分を今日、今日の自分を明日少しだけ超えるために、方法を変えたり、人に話を聞きに行ったりする。その柔らかい姿勢が、結局ゾーンへの近道になるんだろうなと感じました。 与えられたタスクをこなすだけではしんどくなっている人、自分の集中のリズムをもう一度作り直したい人には、とても現実的に効く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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