
ホモ・ルーデンス 文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み (講談社学術文庫)
ヨハン・ホイジンガ and 里見元一郎
講談社 / 2018-03-11
この本について
仕事でも日常でも、何かと「意味」や「効率」を求められて、気づけば余白みたいなものがどんどん削られていく感じがありませんか。自分もそうで、遊びや無駄に見える行為をつい後回しにしてしまうんですが、この本を読んでいると、その発想自体がちょっと硬直していたのかもしれないと思わされます。 『ホモ・ルーデンス』が面白いのは、遊びを「息抜き」ではなく、人間よりも古い、文化を動かす力として扱っているところです。動物も同じように遊ぶこと、力や決定論からはみ出したところに遊びがあること、そして競技や詩や儀式までもが遊びから生まれていることが示されると、自分の中にあった“真面目と遊びを分ける線”がだんだんゆるんできます。最近、頑張るほど視野が狭くなる感覚があったんですが、遊びの心のゆとりが失われると文化も停滞する、という指摘はかなり刺さりました。 読んでみると、今の自分が抱えているモヤモヤ──成果に結びつかない時間への罪悪感とか、競争をどう扱えばいいのかという迷い──に、直接の答えではないけれど視点の置き直しをくれる本です。遊びを軽やかなものとしてではなく、文化の根っこにある営みとして捉え直すと、仕事の中にも少し違った余白を持てるようになる気がします。 「真面目さと余白のバランスで悩んでいる人」に静かに効く本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの58%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




