
三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF)
劉 慈欣, 大森 望, 光吉 さくら, ワン チャイ, and 泊 功
この本について
仕事でも人生でも、自分の判断がどれほどの影響を持つのか分からなくなって、ふと立ち止まることがあります。自分なんて小さな存在だし、環境を変える力なんてほとんどないんじゃないか、と思ってしまうあの感じです。でも、この本を読んでいると、その「小ささ」の捉え方そのものが揺さぶられるんですよね。 たとえば、生命は薄皮のように弱い存在に見えても、十億年あれば山脈の分布すら変えてしまうかもしれない、という視点。あるいは、一人の執剣者の精神状態が二つの文明の未来を左右する、という冷徹で恐ろしい構図。日々の選択が巨大なスケールの中でどう見えるのかを考えさせられます。それは「自分の行動なんて意味がない」と思いがちな人に、べつに励ましでも啓発でもなく、ただ違う角度の光を当ててくれるような感覚があります。 そしてもう一つ大きいのは、人類が生き残ることすら「当たり前ではない」と突きつけられる場面です。生きているだけで幸運だった、という言葉は、宇宙規模の話なのに妙に生活感のある現実味をともなって刺さります。忙しさに流されて、自分が今どこに立っているのか分からなくなるとき、この視点は意外と効きます。 なので、この巻は「自分のちっぽけさに囚われやすい人」ほど刺さると思います。大きな宇宙の話なのに、読むと日常の物の見え方が少し変わる。そんな読書体験でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





