
サルたちの狂宴 (上) シリコンバレー修業篇 (早川書房)
アントニオ ガルシア マルティネス and 石垣 賀子
早川書房 / 2018-06-25
この本について
仕事でも副業でも、何かを始めるたびに「自分は本気でやれているのか」「チームや環境に振り回されているだけじゃないか」とモヤモヤすることがあります。頑張っているつもりなのに、正しい方向に進めている自信が持てない。そんなときに読んで刺さったのが『サルたちの狂宴(上)』でした。 この本が面白いのは、シリコンバレーを賛美するでも否定するでもなく、そこで生きる人間たちの“むきだしの現実”を突きつけてくるところです。特に「スタートアップの本当の問題は人間関係だ」という指摘は、自分の小さなチームの悩みにそのまま重なりました。技術よりも、人が変わらないことよりも、それでも進めなければいけない状況の方がずっと難しい。もう一つ刺さったのは、「本物になるまでふりをし続けろ」という荒々しい姿勢です。無理に勇気づける言葉ではなく、追い詰められた現場から絞り出された現実として響いてきます。 この本は、今すぐ行動が変わるような魔法はくれません。でも、判断に迷うときに「自分が戦っているのは外ではなく内側だ」と思い出させてくれる。そういう意味で、自分の立ち位置を整えるための一冊でした。 刺さるのは、「綺麗ごとじゃ仕事が動かない」と感じている人だと思います。
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