
ユニクロ対ZARA (日本経済新聞出版)
齊藤孝浩
日経BP / 2018-07-02
この本について
仕事でもプロジェクトでも、「とにかく数を増やせば成長できるはず」と焦ってしまうことがあると思うんです。出店でも施策でも、勢いで積み上げた結果、運営の質が追いつかずに苦しくなる…そんな経験、僕も何度かあります。 『ユニクロ対ZARA』を読んで印象的だったのは、読者の方が多く抜き出していた“量より先に整えるべき土台”の話でした。ユニクロが国内で大型化を優先して販売効率を落とさなかったことや、逆にZARAが少量生産を前提にして店頭の反応を起点に組み直す仕組みは、どちらも「急がないための仕組み」を先に作っていたんですよね。勢いに流されがちな自分には、この視点がかなり刺さりました。 もう一つ良かったのは、現場のオペレーションが“毎週同じ曜日にやること”を徹底した結果、顧客との信頼が積み重なっていく描写です。派手な広告より、続けることで生まれる信用が効いてくる。仕事でも、成果を焦るより、まずペースメーカーになる習慣をつくる方が長い目では効くんだろうな、と腑に落ちました。 「頑張っているのに、積み上げと改善のバランスが取れない」と感じている人には、かなりヒントが多い本だと思います。大きな戦略の話に見えて、意外と自分の足元の判断にそのまま使えるところが多い一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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