経営トップの仕事――戦略参謀からの50のアドバイス

経営トップの仕事――戦略参謀からの50のアドバイス

稲田 将人

累計読者数6
平均ハイライト数 39.3件/人
star総合評価 79/100
start序盤集中型

この本について

日々チームを動かしていると、「結局この報告って何につながるんだっけ?」とか、「任せたはずなのに、いつの間にか自分のところにボトルネックが戻ってきている…」みたいな小さな違和感が積み重なることがあります。うまくいかない理由が人なのか仕組みなのかも曖昧で、ただ忙しさだけが増えていく感じです。 この本を読んで刺さったのは、そういうモヤモヤを“経営の視点で見ると何が起きているのか”に丁寧に言語化してくれるところでした。たとえば、報告はPDCAのCから次のPへつなげる説明であること、組織の機能不全は「ムリ→ムラ→ムダ」の順で静かに進むこと、そして人に任せるか仕組みに寄せるかのバランスをどう見極めるか。このあたりは現場の立場でもすぐ思い当たる場面がいくつもあって、自分の判断の解像度が上がる感覚がありました。 特に「部下のPDCAを信用しつつも、見える化は続ける」という視点は、マイクロマネジメントとはぜんぜん違う“関わり方の調整”で、読んだ翌日から会議の聞き方が変わりました。数字や事象だけでなく、そこにある因果の解釈を一緒に確認するだけで、指示が曖昧に流れていく感じがだいぶ減ります。 マネジメントを“根性論”でも“仕組み信仰”でも扱いたくない人に向いています。現場の延長線で悩んでいる人ほど、腑に落ちる場面が多い一冊です。

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