
自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 (幻冬舎文庫)
小林弘幸
幻冬舎 / 2018-08-03
この本について
人と話しただけなのに、後で「なんであんな言い方しちゃったんだろ…」と落ち込むこと、けっこうありませんか。相手を傷つけたいわけじゃないのに、余裕がなくて語気が強くなったり、逆に気をつかいすぎて空回りしたり。僕も同じで、結局はその日の体調や気分に振り回されているだけなんだろうな、と感じることが多いです。 この本は、そのモヤモヤを「自律神経」という観点で説明してくれるところが面白かったです。言い方のうまさは性格よりも状態で決まるという発想は、読んでいて妙に腑に落ちました。たとえば、差し入れを残している相手にどう声をかけるかという場面。善意のつもりの一言が相手を緊張させてしまうことって、日常にいくらでもありますよね。その微妙な温度差の理由を、自律神経の傾きから考えるというのは新鮮でした。 もう一つ刺さったのは、「自分が乱れているまま発言しないための準備」をちゃんと扱っているところです。体調や天気、相手の様子など八つの角を意識して箱を作る、という比喩がとてもわかりやすい。言い方って技術論になりがちですが、こうやって状況を俯瞰しておくと、余計なイラつきをそのまま口に乗せることが減るんだなと実感しました。 誰かの前でつい強がってしまう人や、言った後にひとりで反省会をしがちな人には、静かに効いてくる一冊だと思います。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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