
もしかして、私、大人のADHD?~認知行動療法で「生きづらさ」を解決する~ (光文社新書)
中島 美鈴
この本について
「続けたいのに続かない」「気づいたら別のことに手をつけている」「やる気がないわけじゃないのに、結果だけ見ると怠けてるみたいに見えてしまう」。仕事でも家でも、こういう自分にモヤっとする瞬間ってありますよね。僕も同じで、意思の弱さなのか性格なのか判断がつかず、ずっと説明のつかないしんどさを抱えていました。 この本が助けになるのは、そういう“理由のわからないつまずき”に、ちゃんとした言葉を与えてくれるところです。たとえば、結果が遠いことほど手がつかなくなる感覚を「報酬遅延」として整理してくれたり、「10分だけ机に資料を出す」みたいな、あまりに小さくて笑えるレベルの一歩から状況が動き始める話が出てきたりします。衝動でしゃべりすぎてしまう場面や、片づけで判断が止まる理由も、単なる性格の問題として片づけず、どう扱えばラクになるかを具体的に示してくれます。 診断に対する偏見にも丁寧に触れていて、「レッテルじゃなくて、対処のスタート地点」という視点もすとんと腑に落ちました。自分の困りごとが環境によって増幅される話もあり、「怠け」ではなく「仕組みとの相性」なんだとわかるだけで救われる人は多いと思います。 自分の行動が“意図せずそうなってしまう理由”に心当たりがある人には、かなり刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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