
ダイアローグ
ロバート・マッキー and 越前敏弥
ヒーローズ / 2025-12-15
この本について
物語を書いていると、台詞が説明っぽくなったり、人物がただ喋っているだけに見えたりして、「これでいいのかな…」と手が止まることがよくあります。自分では丁寧に書いているつもりでも、読み返すとどこか平坦で、シーンが動いていない感じがする。僕もずっとここでつまずいていました。 『ダイアローグ』が効いたのは、「登場人物が“言っていること”の奥で、実際に何をしているのか」という視点を強制的に持たされるところです。バス停での何気ない会話にも必ず目的がある、という指摘を読んだとき、台詞を「行動」として扱えていなかったことに気づきました。また、台詞のキーワードをどこに置くかで、シーンの緊張の流れが変わるという話は、そのまま文章の設計に使えます。さらに、物語を支える葛藤のレベルがどこにあるかで、どれだけ語るべきか、どれだけ見せるべきかが自ずと決まってくるのも、実作に落とし込みやすかったです。 「キャラが薄い気がする」「書いても書いてもドラマにならない」と悩む人にはかなり刺さると思います。台詞を飾るコツよりも、“何を語らせないか”で物語が動き出す感覚をつかませてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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