
ストーリー
ロバート・マッキー and 越前敏弥
フィルムアート社 / 20181220
この本について
物語づくりに限らず、仕事でも人間関係でも、「自分はこう動けばうまくいくはず」と思って踏み出したら、逆に状況を悪化させてしまうことってありますよね。意図した通りに進まないし、そもそも自分が何を望んでいたのかも曖昧になってくる。そんなモヤモヤを抱えているときに、この『ストーリー』はけっこう効きます。 読んでみると、物語の構造を学んでいるはずなのに、だんだん自分の行動や選択の見え方が変わってきます。登場人物が「予想外の敵対」を呼び起こす瞬間をどう扱うかとか、欲求の裏にある動機をどう掘るかとか、物語の話なのにそのまま生活に当てはまる。特に「変化のないシーンは要らない」という指摘は、日々の選択の優先順位のつけ方にまで影響してきます。意図しない行動が結果的に前に進めてしまう、そんな流れも“物語の法則”として説明されると、不思議と自分の体験に整理がつくんです。 結局のところ、ストーリーとは「人生の見方そのものを言語化したもの」なんだと思います。この本は作家向けというより、人生の転換点で立ち止まっている人が読むと、視点がひとつ増えるタイプの本です。物語を通して、自分の行動や選択の“因果関係”をもう少し丁寧に見たい人には、とても刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの47%が集中しています。
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