
SQL実践入門 ──高速でわかりやすいクエリの書き方 WEB+DB PRESS plus
ミック
この本について
SQLを書いていると、なぜか同じようなクエリでも速かったり遅かったりして、「結局どこで時間を食ってるんだろう…」というモヤモヤが消えないまま仕事を進めてしまうことがあります。実行計画を眺めても、Seq Scanだのバッファだの、とりあえず雰囲気で判断しているだけで、本当に正しい改善になっているのか自信が持てないまま終わる日も多いはずです。 この本は、そのあたりの“腑に落ちなさ”をかなり丁寧にほぐしてくれます。たとえば、DBMS内部でデータがどうキャッシュされ、どの瞬間にディスクに触るのかという仕組みがわかると、「なぜこのクエリだけ異常に遅いのか」を具体的に推測できるようになります。また、CASE式での条件分岐やウィンドウ関数の使いどころなど、書き方ひとつで実行計画がどう変わるかを、手触りとして理解できるのが嬉しいところです。UNIONで無邪気に分岐させていた処理が、内部では複数回アクセスになっている、といった“やりがちな落とし穴”にもかなり手厚いです。 自分のクエリが遅い理由を、勘ではなく構造から説明できるようになりたい人には、特に刺さると思います。SQLを仕事で書いていて、「なんとなく改善している気がする」で終わりたくない人にちょうどいい一冊でした。
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