
「聞く力」こそが最強の武器である
國武大紀
フォレスト出版 / 2019-01-08
この本について
人の話をちゃんと聞いているつもりなのに、なぜか距離が縮まらなかったり、気まずい沈黙だけが残ったり。相手のことを知りたいだけなのに、質問が「取り調べ」っぽくなってしまう。僕自身、このあたりのモヤモヤをずっと抱えていました。 この本が効いたのは、「聞く=黙る」ではなかった、と気づかせてくれたところです。相手が話しやすい場づくりとか、「ほかには?」みたいな横の質問の使いどころとか、感情が動いた瞬間に縦の質問でそっと深めるとか。小手先というより、相手の世界をていねいに扱う姿勢の話なんですよね。特に「相手はそう考えているんだな」と理解を示すだけで共感になる、という一文はだいぶ肩の力が抜けました。 もう一つ大きかったのは、「本音を引き出すこと」が目的じゃなくて、「相手が自分で考えられるようになること」を支えるのが聞く側の役割なんだ、という視点です。「もしほかに選択肢があるとしたら?」みたいな未来に開く問いが、相手の主体性を少しずつ呼び起こす。これなら無理なく日常の会話にも使えるな、と実感しました。 自分の話ばかりしてしまう、相手の気持ちにどう寄り添えばいいのか迷う、そんな人に特に刺さると思います。聞くことって能力というより、相手を大切にしたい気持ちの磨き方なんだな、と思わせてくれる一冊でした。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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