
「承認欲求」の呪縛(新潮新書)
太田肇
新潮社 / 2019-02-15
この本について
最近、人の目を気にしすぎて疲れることが増えたな…と感じる人、多いと思います。仕事でも家庭でも、「期待に応えなきゃ」と思いつつ、内心では自信が追いつかない。ほめられてもどこか落ち着かず、逆にプレッシャーになったりする。自分でも理由がよく分からないまま、ずっと緊張している感じです。 『「承認欲求」の呪縛』は、そのモヤモヤを言語化してくれる一冊でした。読んでいて刺さったのは、承認によって得たものは、承認されなくなった瞬間に揺らぎやすいという指摘です。ああ、だから評価が下がりそうになると急に不安になるのか…と納得しました。また、「期待されている」と感じるほどプレッシャーが強まる仕組みも、実際の場面を交えて説明されていて、日常の息苦しさがそのまま図解されたようでした。さらに、自己効力感が下がると承認に依存しやすくなるという流れも、自分の行動パターンを振り返るきっかけになります。 この本は、承認欲求を否定せず、どう付き合えばいいのかを現実的な距離感で示してくれます。特に「期待の重さに疲れやすい人」にはすごく腑に落ちる内容だと思います。読んで劇的に変わる、というタイプではないですが、自分が何に縛られているかを静かに教えてくれる感触があります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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