
日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く (講談社+α新書)
ジム・ロジャーズ、小里博栄、花輪陽子
講談社 / 2019-07-18
この本について
将来のお金のことを考えると、どうしても不安がつきまといますよね。投資の判断も、日本の行く末も、自分ひとりの感覚だけでは心もとない。でもニュースを追いかけても、何が“本当に起きている変化”なのかはよくわからないまま。僕自身もずっとそんなモヤモヤを抱えていました。 この本が面白いのは、ジム・ロジャーズの「世界の変化はいつも小さな兆しから始まる」という視点に触れると、自分の解像度が少し上がるところです。たとえば、政府がどんなときにお金を動かし、それがどの市場に流れ込みやすいのかという歴史的なパターン。あるいは、移民や農業のように、日本の中では“脇役扱い”されがちな分野こそ、静かに成長の芽があるという考え方。そして一番刺さったのは、成功よりもリサーチ不足や自信過剰が失敗を生む、という率直な経験談でした。こういう地に足の着いた話は、投資本ではなかなか出会いません。 世界の大きな流れを知りたいというより、「自分の選択の前提をもう一度見直したい」と感じている人には特に合うと思います。煽らず、断言せず、それでも未来を見るためのヒントがぽつぽつ置かれている。僕にとっては、視界が一段クリアになるきっかけになりました。
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