
博報堂スピーチライターが教える 口下手のままでも伝わるプロの話し方
ひきたよしあき
かんき出版 / 2019-04-15
この本について
人前で話すたび、「伝えたいことがあるのに、気づいたら早口で一息にしゃべってしまう」「余計なことまで言って後悔する」。そんな自分にちょっと疲れているとき、この本がじわっと効いてきました。話し方のテクニックというよりも、心の余裕をどう取り戻すかに近い本でした。 読んでいちばん刺さったのは、「間」がないと聞き手が息継ぎできない、という指摘です。自分が緊張しているときほど早口になる理由まで丁寧に説明されていて、まずは句点で息を吸うだけでも変わる、というシンプルさがありがたい。さらに、言葉そのものを増やすのではなく、「言わないこと」を決めることで、伝わり方が落ち着くという視点も腑に落ちました。自信のなさを埋めるためにしゃべりすぎるクセに、ようやく名前がついた感じがします。 もうひとつ印象に残ったのは、尊敬する人の口ぶりを真似るという提案です。話し方を変えることは、性格を少し変えることでもある。無理やりキャラを作るのではなく、自然に借りてみるだけでいい、という距離感がちょうどよかった。 口下手のままでも仕事の場で少しでも「伝わった」と感じたい人、特に「頑張って話してるのに軽く聞こえる」と悩む人には、静かに効いてくる本だと思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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