
文芸オタクの私が教える バズる文章教室
三宅香帆
サンクチュアリ出版 / 2019-06-07
この本について
文章を書くときって、「この言い回しで伝わるかな」とか「興味を持ってもらえないかも」とか、妙に構えてしまうことがありませんか。私もよくやってしまうんですが、その姿勢って気づかないうちに読み手との距離を広げてしまうんですよね。遠くから説明しているような感じというか。 この本が面白いのは、「文章は書き手ひとりと、読み手ひとりをつなぐ作業」というごくシンプルな前提に立ち戻らせてくれるところです。読み手を低く見ない、でも必要以上に媚びもしない。そのために何ができるかが、驚くほど具体的に書かれています。たとえば、専門的な話でも“わかりやすさ”ではなく“近さ”をつくること。あるいは、読み手が答えられそうな問いから始めて、心の壁を少しずつ下げてもらう工夫。どれも現場感があって、読むとすぐ試したくなるはずです。 私は特に、「まずは一筋の流れを作る」という考え方に救われました。あれもこれも書きたくなったとき、いったん一本に整理してから肉付けするだけで、自分の文章が少しだけ呼吸しやすくなるんです。書くのが苦手だからこそできる工夫があるんだな、と前向きに思えました。 文章で誰かと“ちゃんとつながりたい人”には、静かに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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