
超速読力 (ちくま新書)
齋藤孝
この本について
仕事で資料を読むとき、「結局どこが大事だったんだっけ…」とページだけめくって終わってしまうこと、僕はけっこうあります。丁寧に読もうとするほど時間が溶けていくし、読みきったのに頭に残らないあの感じ。読書量を増やしたいのに、読む体力のほうが先に尽きるんですよね。 『超速読力』が面白いのは、「全部読む前提を一度捨ててみる?」という提案をしてくるところでした。九割を捨てるつもりで読みはじめると、逆に大事な部分が浮き上がってくる感覚があって、線を引きながら読むとその“おっ”と思う瞬間が拾いやすくなる。さらに、著者の立場や好き嫌いを意識して読むと、結論に向かう流れがつかみやすく、最後から逆算する読み方まで提示されていて、読み方そのものの固定観念をほぐしてくれます。 僕自身、資料を読む前にざっくり全体像だけネットで追っておく、数字の変化だけ先に拾っておく、といった小さな工夫を取り入れただけで、読む前のモヤモヤがかなり減りました。完璧に読むというより、“獲物として持ち帰れるポイントを取る”という感覚に切り替わると、読書の負荷がちょっと軽くなるんですよね。 情報の流れが速すぎて、「読む技術」そのものを見直したい人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
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