
精神科医が教える聴く技術 (ちくま新書)
高橋和巳
この本について
最近、人の話を聞いているときに「何か言わなきゃ」とソワソワしたり、逆に自分の気持ちを言葉にできずにモヤモヤが残ることってありませんか。相手を助けたい気持ちはあるのに、どう関わればいいのか分からない。僕もずっとそのあたりでつまずいてきました。 『精神科医が教える聴く技術』は、そうした迷いに対して「聴くとは相手の自己組織化を邪魔しないこと」という視点をくれます。たとえば、黙って聴くことがなぜ大事なのか。助言や復唱が、じつは相手の変化の芽をつぶしてしまうことがある理由。さらに、幼い頃に「嫌だ」「放っておいてよ」といった言葉を獲得してきたように、大人でも“新しい言葉”を見つけ直すことで、生き方そのものが静かに書き換わっていく仕組み。抜粋を読んだ方が保存していたのも、この「言葉が自分の文法を変える」という部分でした。 僕自身、誰かの悩みを聴くとき、そして自分の気持ちを扱うときに、無理に正しさを押し付けず、まず「そう感じてしまうよね」と内側でうなずくことが少しだけできるようになりました。派手なテクニックではなく、生活の中でじんわり効いてくる本です。 人の相談を受ける場面が多い人、自分の気持ちの扱い方にいつも迷ってしまう人には、特に静かに刺さると思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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