
私がハーバードで学んだ世界最高の「考える力」
廣津留 すみれ
ダイヤモンド社 / 2020-01-29
この本について
仕事のタスクを進めたいのに集中が続かないとか、議論の場で「何か言ったほうがいいのは分かってるのに、言葉がまとまらない」という感覚、けっこう多いと思います。自分もまさにそのタイプで、気持ちだけ焦って手が止まる日がありました。 この本が面白いのは、気合いや根性ではなく「考えるための持久力をどう作るか」をかなり具体的に扱っているところです。例えば、目標を細かく砕いて進めることで思考のスタミナが落ちないとか、発言が求められる場では“イエスかノーの後に、必ず理由を添える”と決めておくだけで、議論に乗り遅れにくくなるとか。どれも小さな工夫なんですが、実際にやってみると、思考のモードに入るまでの時間が短くなる実感がありました。 もうひとつ刺さったのは、「自分が集中しやすい場所・時間・環境を把握しておく」というくだりです。クリエイティブな仕事って、才能というより“どういう状態なら自分は考えられるのか”を知っているかどうかが大きいんだなと気づきました。前の人と同じ答えを避けて理由まで語る、というハーバード流のクセも、視点をずらす練習として意外と使えます。 自分の思考がすぐに渋滞してしまう人、仕事で「もう少し深いところまで考えたいのに届かない」と感じている人には、かなり手触りよく効く本だと思います。
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