
究極の独学術 世界のすべての情報と対話し学ぶための技術
瀬木比呂志
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2020-04-17
この本について
「ちゃんと学んでいるつもりなのに、読んだ内容が自分の頭に定着していない気がする」「積読は増えるのに、考える力が伸びている実感がない」。僕もずっとこのモヤモヤを抱えていて、勉強方法そのものを見直したくて手に取ったのが、この『究極の独学術』でした。 この本が効くのは、知識を“集める”だけでは身につかないと薄々感じている人に対して、じゃあ何をすればいいのかをかなり具体的に示してくれるところです。たとえば、書物を人と同じように「対話」しながら読むという発想は、読むスピードよりも“理解の深さ”をどう作るかに焦点が移るので、学びの感触が変わります。また、要約やいいかえの訓練を通して、自分の理解の穴がどこにあるのかが自然と見えてくるのも大きかったです。さらに、情報をただ浴びるのではなく、自分の中で長くアクセスできる状態に整理しておく重要性は、ネット中心で散らかりがちな学び方の弱点に静かに効いてきます。 少数意見や古典にじっくり向き合う姿勢、思考実験を使って自分の考えを深める方法など、“独学”というより“思考の態度”に近い部分まで踏み込んでくれるので、知識を血肉化する感覚を取り戻したい人には特に刺さるはずです。 「急がず、一歩ずつでも考える力を鍛えたい人」には、かなり相性のいい一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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