
考え続ける力 (ちくま新書)
石川善樹
この本について
最近、考えても考えても前に進んでいる感じがしない…みたいな日が続いていました。会議で議論しても新しいアイデアは出ないし、仕事の判断も細部ばかり気にしてしまう。頭は動いているのに、思考がどこにもつながっていかない感覚です。同じことをぐるぐる考えてしまう人には、この本がかなりしっくり来ると思います。 読んでみてまず救われたのは、「直観はひとりでぼーっとしたときに生まれ、論理はみんなで議論したときに生まれる」という割り切りでした。会議でひらめけないのは自分のせいじゃなくて、そもそも構造的に無理なんだと分かると、場の使い分けがずっと楽になります。それから「まず新しくしてから質を高め、最後に古く戻す」という“却来”の考え方。新しさと質を両立させようと最初から力んで失敗していたことに気づきました。最初の一歩は質が低くていい、と言われると手が動くんですよね。 もう一つ響いたのは、「大局観を鍛えるには『そもそも』を問い続けるしかない」という話。ファッションでも仕事でも、表面の改善だけに時間を使ってしまうと、視点がいつの間にか消えていく。ビッグピクチャーとディテールを行き来する感覚を意識し始めてから、判断ミスが減った気がしています。 考え続けているのに成果につながらない人、あるいは「そもそも何を考えるべきか」で迷っている人には、すごく相性がいい一冊です。自分の思考の癖を一度リセットしたいときに、ちょうどいい距離感で効いてくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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