
最後のダイエット
石川善樹
この本について
ダイエットって、気合いを入れたはずなのに三日後には元どおり、みたいなことがよくあります。自分でも「意志が弱いだけなのかな」と思ってしまう時があるのですが、どうやら脳の仕組みのほうが先に限界を迎えているらしい、とこの本を読んで腹落ちしました。 特に刺さったのは、脳は「変化」が嫌いで、禁止されるほど欲求が強くなるという話です。お菓子を前にして「やめよう」と踏ん張るほど逆効果で、「あとで食べよう」とズラすだけで意外と落ち着く。これ、仕事終わりにコンビニへ吸い込まれる自分にもそのまま当てはまっていて、妙に救われました。さらに、普段の習慣に“ついで”で紐づけると、古い脳が変化に気づかないまま新しい行動が定着していく。最寄駅は変えずに出口だけ遠回りにする、なんて例がまさにそれで、無理なく一歩前に進める感じがします。 もうひとつ、この本は「続ける仕組み」を丁寧に教えてくれます。意志力は有限だから、イチローのように日常の選択肢を減らすと、いざという時に大事な判断ができるようになる。ダイエットも同じで、体重の数字より、自然と続けられる生活習慣をつくるほうが大事だと気づかされました。できた・できなかったの記録が小さなご褒美になるという視点も、無理なく続けたい人には助けになります。 ストイックさに疲れた人や、「続けられない自分」を責めがちな人ほど、この本が柔らかく効いてくると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
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