
会社に行きたくない。さて、どうする?
和田秀樹
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2020-05-29
この本について
会社に行く前のあの重たい感じや、理由のわからないだるさって、誰にでもあるものだと思います。しかも、自分の気力が落ちているのか、職場が合わないのか、単に疲れているだけなのか、判断がつかないまま「とりあえず今日も行くか…」で毎日を回してしまう。僕自身も、そういうモヤモヤを長く引きずってきました。 この本が助けになるのは、精神論ではなく“現実的な逃げ道”を示してくれるところです。たとえば体調の問題を「気のせい」にせず、検査で確認できることは確認するという視点。あるいは、有給を使って一度まっさらな1週間を作ることに、堂々と許可を出してくれるところ。そして何より、自分ばかりを責める癖から距離を置き、「今の仕事が合わないのは、環境側の要因も普通にある」という当たり前を思い出させてくれます。逃げることを否定しない空気が全体に流れていて、読みながら肩の力が抜けました。 「やってみないとわからない」というメッセージも、決して無理に背中を押してくる感じではなく、まずは小さく動いてみると景色が変わる、というくらいの温度です。嫌われることや評価が落ちることを過剰に気にしてしまう人にも、周囲は思うほどこちらを見ていないという視点が、救いになるはずです。 今の職場に行くのがしんどいけれど、自分が弱いだけだと思い込んでしまう人に刺さる一冊だと思います。
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