
医者が教える疲れない人の脳―――「慢性疲労」を消す技術 (三笠書房 電子書籍)
有田 秀穂
この本について
仕事の後にぐったりして、家に帰っても頭がざわざわして切り替わらない日ってありますよね。寝ても浅い感じがして、翌朝も疲れが残っている。自分の気合いが足りないのかと思いがちですが、読んでみると「脳の回路そのものがうまく働いていないだけかもしれない」と視点が変わりました。 この本は、セロトニン神経や前頭前野の働きを丁寧に説明しながら、「なぜ疲れが抜けないのか」を具体的に示してくれます。例えば、ネガティブ思考が扁桃体を通じてストレス中枢を刺激し、そこから睡眠にも影響が出る流れ。レム睡眠とノンレム睡眠の仕組みを踏まえて「夢見や中途覚醒を気にしなくていい」理由を知ると、自分の睡眠の捉え方が少し変わりました。また、セロトニンをつくるにはトリプトファンや炭水化物、ビタミンB6が必要で、著者が朝にバナナを食べ続けている理由も腑に落ちます。アルコールやサウナ、タッチセラピーなど、僕たちが日常的に触れる行動が脳にどう効いているのかも、説明されると「そりゃ疲れ方が変わるよな」と思えるものでした。 大げさな魔法を教えてくれる本ではないですが、脳の仕組みを知るだけで「いま無理しているのは自分のせいじゃない」と少しだけ楽になります。日常の疲れ方に違和感がある人や、気持ちの切り替えに時間がかかりがちな人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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