
免疫力が10割――腸内環境と自律神経を整えれば病気知らず
小林 弘幸 and 玉谷 卓也
プレジデント社 / 2020-11
この本について
最近、なんとなく疲れやすかったり、ストレスが抜けないまま朝を迎えたりして、「これって年齢のせいなのかな…」と自分でも理由がよく分からない不調が続くことがあります。気合いでどうにかなる感じでもなく、病院に行くほどではないけれど放っておくのも不安、みたいなあの宙ぶらりんな状態です。 この本を読んで驚いたのは、そういう曖昧な不調の裏側で、腸と自律神経が静かにブレーキ役を失っている可能性があるという話でした。ストレスで腸が乱れると、その不快感が神経を通じて脳に戻り、さらに自律神経が乱れるという“往復”が起きる。たしかに、仕事で緊張が続いた日の夜って呼吸が浅く、寝ても回復しない感じがあるんですよね。また、腸内細菌がつくる短鎖脂肪酸が免疫の調整役として働くという説明も、今の生活の積み重ねが体の反応に出やすくなる理由としてしっくりきました。 特別なことをしろという本ではなく、深呼吸で自律神経の流れを整えるとか、水溶性食物繊維やビタミンDを意識してみるとか、気負わず試せる視点が多いです。個人的には「ゆっくり動くと副交感神経が働き出す」という一節が、忙しい時期の立て直し方として救いになりました。 日々のストレスと体調の揺れに振り回されがちな人、特に「理由がはっきりしない不調」に心当たりがある人には、腸と自律神経の関係を知るだけでも見え方が変わる一冊だと思います。
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