
新版 財務3表一体理解法 (朝日新書)
國貞 克則
株式会社朝日新聞出版 / 2021-02-12
この本について
経営の数字に触れるたびに、「なんとなくわかる気はするけど、実際の仕事にどうつながるのか…」というモヤモヤが残ること、ありませんか。売上だの粗利だの純資産だのと聞くたびに、自分とは少し距離のある世界に感じてしまう。数字を読むのが苦手というより、“つながり”が見えないまま使ってきたのが正直なところでした。 『財務3表一体理解法』は、そのつながりを現実の行動レベルに落としてくれる本です。例えば、3万円の研修費を会社がまかなうために、粗利率10%なら30万円の売上が必要になる、という話。数字の理屈というより、「あ、自分が使うお金の背景にはこういう構造があるんだ」と腑に落ちた瞬間でした。また、BS・PL・CSがそれぞれ独立した表ではなく、仕訳から一体でつながっている流れを、実際の現金の動きと照らし合わせながら見せてくれるのも大きいです。固定比率や固定長期適合率といった指標も、“安全かどうか”を現実的にどう判断するのかという視点で語られていて、数字が急に自分ごとになる感覚がありました。 専門書ほど重たくないのに、表面的な知識で終わらないところがこの本の強さだと思います。会社のお金の流れを「なんとなく」から一歩抜け出したい人、数字の意味を日常の判断に落とし込みたい人には特に刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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