
新版 財務3表図解分析法 (朝日新書)
國貞 克則
株式会社朝日新聞出版 / 2021-02-12
この本について
数字を見るたびに、「この事業って本当に続けていいのか?」とか「会社の決算って、結局どこを見れば判断できるんだろう…」みたいなモヤモヤが出てきませんか。僕も同じで、会議で聞いた“ROEがどう”みたいな言葉を、そのまま受け流すしかない時期が長くありました。 この本が助かったのは、財務3表を“経営の意思決定そのもの”として読めるようになったところです。たとえば、BSの左側に企業の戦略が表れる話は、単に「資産が何円」というより、「この会社はどこで勝とうとしているのか」を数字で見られる感覚につながりました。また、ROEを分解して見ることで、企業が利益を作れている理由がレバレッジなのか、回転率なのか、利益率なのか、自分なりに整理できるようになります。さらに、アマゾンやトヨタのキャッシュフローの違いを追うと、同じ“成長企業”でも資金の使い方の思想がこんなにも違うのか、と目が覚めるようでした。 決算を読む技術というより、「企業がどう意思決定しているか」を数字を通して理解したい人に向いています。経営に直接関わっていなくても、仕事の中で判断を迫られる場面があるなら、この本はその裏側のロジックを落ち着いて考える助けになると思います。
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