
「専門家」以外の人のための決算書&ファイナンスの教科書
西山 茂
東洋経済新報社 / 2019-07-19
この本について
決算書って、一度勉強したはずなのに「ROEって結局どう見るんだっけ」とか、「キャッシュフローが大事って言われても、どこをどう読めば仕事に効くのか分からない」とか、そんな小さなモヤモヤがずっと残りませんか。僕も数字を扱う場面が増えるほど、この“分かったようで分からない感”が積み重なっていきました。 この本がよかったのは、比率や指標の意味を“現実の動き”とちゃんと結びつけてくれるところでした。例えば、ROEを分解すると何が見えるのかとか、財務レバレッジを上げれば数字は上がるけれどリスクはどう変わるのか、といった「結局どう判断すればいいのか」の部分が言い切られています。また、売掛金や在庫が多い会社にはどんな課題が潜んでいるかとか、キャッシュフローがマイナスでも許容されるケースはどこまでかといった、実務での迷いどころにも手が届きます。さらに、IFRSと日本基準の違いが“言葉の置き換え”ではなく“何を重視しているかの思想”から説明されているので、グローバル企業の決算を読むときの変な引っかかりが消えていきました。 数字を読む力を「武器」というより、「迷いを減らす道具」として持っておきたい人に向いている本です。 finance を専門にしていないけれど、意思決定の質は上げたい──そんな人には特に刺さると思います。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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