
知らないと恥をかく世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方 (角川新書)
池上 彰
この本について
国際ニュースを見るたびに「結局いま何が起きてるのか、自分はちゃんと理解できてるのかな」と不安になることがあります。国の方針やリーダーの発言ひとつで世の中が揺れるのを見ていると、ただ流れてくる情報を追うだけでは足りない感じがして、でも一から学び直すのも気が重い。そんなときにこの本を読んで、点で散らばっていた出来事が線につながる感覚がありました。 たとえば、日本の弱点がコロナ禍でどう露呈したのか、なぜ医療用防護具を海外に依存していたのか、といった「なんとなく気になっていたこと」が背景から整理されます。中国やアメリカの動きについても、覇権争いや価値観の違いがどこにあるのかが、実例ベースで追えるので、ニュースの見え方が少し変わりました。個人的に刺さったのは、良いリーダーほど耳の痛い情報を遠ざけないという話で、これは国の話に限らず、仕事でも人間関係でもそのまま当てはまると感じました。 重いテーマも出てきますが、過度に煽らず、現実をそのまま見せてくれる姿勢のおかげで、「世界の問題を知る」ことが怖いものではなくなります。全体として、国際情勢の入門書というより、「ニュースを自分の言葉で理解したい人」の背中を押してくれる本だと思いました。 ニュースを見るたびにモヤモヤが溜まる人に、特に刺さる一冊です。
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