
読書は格闘技 (集英社文庫)
瀧本哲史
集英社 / 2021-05-25
この本について
仕事でも読書でも、「結局、自分は何を判断基準に動けばいいのか」が分からなくなる時があります。頑張っているつもりでも全体が良くなっている実感がなくて、目の前の作業をこなすだけになってしまう感じです。そんな時にこの本を読むと、思考の土台を一度つくり直すような感覚がありました。 印象的だったのは、まず「著者の言うことをそのまま信じる必要はない」と語る姿勢です。読書は他人の考えを借りつつ、自分の頭で反証し、自分の考えをつくる行為だと繰り返し示されます。そしてその姿勢は、会社や組織という“移ろいやすい場所”で働く私たちにもそのままつながる。部分最適に走るのではなく、全体の構造や依存関係を見ること。キャズムのように、そもそも「どの問題に向き合うのか」を絞ること。これらが日常の判断をすっとシンプルにしてくれます。 また、歴史や思想の例が多く出てきますが、それらは博識を誇るためではなく、「極端な考えを知ることで自分の判断を正確にする」という目的に収れんしています。マキアヴェリでもマルクスでも、賛成・反対ではなく“使える材料”として読む。その姿勢が、情報に振り回されやすい今こそ効くと思いました。 自分の思考を鍛えたいけれど、何から始めていいか分からない人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









