
日本哲学の最前線 (講談社現代新書)
山口尚
講談社 / 2021-07-14
この本について
仕事でも日常でも、自分の意志で動いているつもりなのに、どこか環境に振り回されている感じが抜けないことがあります。頑張ってコントロールしようとするほど逆に苦しくなる、あの手応えのなさ。僕自身もそこでよく足が止まります。 『日本哲学の最前線』は、そのモヤモヤを「弱さ」や「怠さ」ではなく、人間が本来もっている不自由さとして正面から扱います。といっても悲観に寄るわけではなく、不自由を丁寧に見つめることで、むしろ自由の輪郭がはっきりしてくる。たとえば、中動態という視点を通すと「行為している自分」ではなく「行為の流れに巻き込まれている自分」が見えてきて、コントロールとは別の仕方で希望をもつ感覚がつかめてくる。また、千葉雅也や國分功一郎の議論を軸に、「ノリ」から距離を取るアイロニーや、勉強が自分をどこへ連れていくかわからないまま続けるしかないという考え方など、現実の行動に落とし込めるヒントが多いです。 僕にとってこの本のいちばんの効き目は、「うまくやろう」と力む前に、自分がどんなコードの中に立っているのかを一度見直す余裕が生まれたことでした。特に、環境や他者との関わりのなかで自由を捉え直したい人にはすごく刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





