
美しく、強く、成長する国へ。
高市早苗
この本について
最近、「日本ってこの先どうなるんだろう」とぼんやり不安になる時が増えました。災害、エネルギー、技術、人材…どれも自分ひとりではどうにもできない話ばかりで、結局ニュースだけ見てモヤモヤが積もる。そんな時に、この本は少し視界を広げてくれました。大きなテーマを扱っているのに、現場の事例や制度の裏側まで踏み込んでいて、「国の課題って、こうやって具体的に動かせるんだ」と腑に落ちる瞬間がいくつもありました。 個人的に効いたのは、まずエネルギー問題のリアルな数字です。情報通信の消費電力が数十倍〜数千倍に膨らむ予測は、正直ぞっとしたのですが、だからこそSMRの地下立地やデータセンターの省電力化の話が、空論ではなく“現実的な選択肢”として見えてきます。また、量子コンピュータやAIの省電力化に国家的な支援が必要という視点も、単に「技術が大事」という抽象論ではなく、国防や医療まで含めた線でつながるのが面白かったです。そしてもうひとつ、制度設計の話。機会平等を基軸にするというスタンスは賛否もあると思いますが、実際に改正された法律や浚渫事業の成果まで書かれているので、議論の入口としてはとても現実的に読めました。 「大きなテーマを、自分の生活とどう結びつければいいのか迷っている人」に刺さる本だと思います。国の未来というと遠い話に聞こえますが、自分の働き方や学び方、どこに住むかといった選択にもじわじわ影響してくる。そんな距離感で読める一冊でした。
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ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの41%が集中しています。
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