
次なる100年―歴史の危機から学ぶこと
水野 和夫
東洋経済新報社 / 2022-01-28
この本について
最近、「結局いまの経済ってどこに向かってるんだろう」とか、「成長が前提の話ばかり聞くけど、実際もう成長してないよな…」みたいなモヤモヤを抱えている人、多い気がします。僕自身、ニュースを見ても説明がつかないことが増えていて、長い時間軸で考えないと整理できない感覚がありました。 『次なる100年』は、そのモヤモヤに一つずつ歴史の文脈をあててくれる本です。ゼロ金利が続く理由を「異常」ではなく「近代の終わり」として読み替える視点は、いま起きていることを落ち着いて見直すきっかけになりますし、「より遠く、より速く」ではなく「より近く、よりゆっくり」へと価値観が反転していく話は、仕事の優先順位を変えるヒントにもなりました。そして、電子・金融空間での“新しいフロンティア”がどう生まれたかを知ると、表面のテック礼賛とは違う力学が見えてきます。 読み終わると、「成長しない社会=停滞」ではなく、「別の原理で動く社会に移りつつあるだけかもしれない」と思えるようになります。正解は提示されませんが、その空白に自分の考えを置けるようになるのが、この本のいちばんの効き目です。 特に、「歴史の流れの中で、いまの自分の立ち位置を考えたい人」に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの59%が集中しています。
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