
実務家ブランド論
片山義丈
この本について
ブランドづくりって、やればやるほど「そもそも自分たちって何者なんだっけ?」みたいな迷子状態になりがちですよね。差別化とか世界観とか言われるたびに、理想だけが積み上がって、実体とのズレがどんどん広がっていく感じ…。僕もずっとそこにモヤモヤしていました。 『実務家ブランド論』が助かったのは、ブランドを「妄想」と割り切ってくれたところでした。生活者の頭の中に勝手につくられるイメージであり、それは自然にできるものでもある。だからこそ、実体と違うイメージを無理につくるのは不可能で、むしろ“持っているもの”を地道に伝えるしかない。この視点に触れたことで、背伸びした戦略づくりから解放された感覚がありました。 さらに、本書は「情緒的価値が強く効く今の時代に、凡人がどこまで戦えるのか」をかなり現実的に教えてくれます。例えば、知ってもらうことのほうが約束や差別化より重要だという話や、接点ごとに一貫した情報を積み重ねるしかないという指摘は、派手な施策よりまず“続けること”を見直すきっかけになりました。 華やかなブランド論より、地味だけど効く道筋を知りたい人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
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