
意思決定が9割よくなる 無意識の鍛え方
茂木 健一郎
KADOKAWA / 2022-04-28
この本について
仕事で判断に迷ったり、気持ちがざわついたまま一日が終わっていく感じ、僕もよくあります。頭で考えるほど視野が狭くなって、TO DO に追われるだけの日ってありますよね。そんなときに「もっと意識を強く持とう」と気合でなんとかしようとしても、結局また同じところでつまずく。意識の問題だと思っていた部分の多くが、実は無意識側に原因があるんだなと、この本を読んでじわじわ理解しました。 特に印象的だったのは、歩く瞑想の話や、気になる言葉にタグをつけて後から掘り下げる方法です。どれも派手さはないのに、不思議と気持ちのノイズが落ち着くんですよね。呼吸に戻るだけ、10分歩くだけ、ふと気になった言葉の理由を探るだけ。これを積み重ねると、判断が軽くなったり、第六感と呼ばれるものが実は経験の蓄積だったと腑に落ちたりする。自分の無意識が何を見ているのかに気づけると、行動の幅も自然と広がっていきます。 無理に前向きになろうとしなくていいし、心を一瞬で入れ替える必要もない。長期的に「無意識を耕す」ことで、見える景色が少しずつ変わっていく。そう思わせてくれる本でした。自分の可能性を低めに見積もりがちな人、あるいは他人を見てモヤッとする理由を知りたい人には特に刺さると思います。
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