
増補版 弘兼流 60歳からの手ぶら人生 (中公新書ラクレ)
弘兼憲史
中央公論新社 / 2022-05-10
この本について
最近、「この先どう身軽に生きればいいのか」とぼんやり考えることが増えました。物も習慣も関係も、気づけば“なんとなく”続けてしまっていて、でも本音では少し重い。年齢に関係なく、そんな停滞感みたいなものを抱えている人は多いと思います。 この本が面白いのは、身辺整理を「人生を軽くする技術」としてすごく現実的に語ってくれるところです。ものを減らす話もありますが、むしろぐっとくるのは、習慣や考え方を手放す場面。例えば「とりあえずテレビをつける癖をやめる」とか、「比較して落ち込む時間がもったいない」とか、「奥さんに嫌われないためにどう振る舞うか」とか、一瞬ギョッとするけれど、日常の細部のほうが心に効いてくるんですよね。 そして何より、「老いも進化の一種」という視点に救われました。体力が落ちても、もの忘れが増えても、そこに“いい感じ”をつけるだけで受け止め方が変わる。開き直りというより、肩の力が抜ける感じ。これなら無理なく続けられそうだな、と。 派手な解決策はないけれど、「このままじゃ重い」と感じている人にはじわっと効きます。特に、50〜60代に限らず、これからの暮らしを少し軽くしたいと考えている人に刺さる一冊です。
読書インサイト
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多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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